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鼈甲・バッファローホーン カスタムオーダーフェア ③
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11月23日からの鼈甲・バッファローホーン カスタムオーダーフェア
鼈甲、バッファローホーンのメガネフレームつくりは手仕事に始まり、手仕事で終わる。ハンドメイドだから伝わる繊細さや温かみ、そして高級感が感じ取れます。
その手仕事の工程を簡単お話いたします。
~生地選び~
主に本甲を使ってフレームを作っていきますが、このようにまだら色なので、同じ色目の部分を選別していきます。
最初に行う生地選びがよりよいフレームを作る上で一番重要な作業になります。
~地どり~
同じ色の部分をテンプルやマユの形に切り抜いて集めていきます。
1枚の鼈甲では厚みが薄いので、水と熱での圧縮を繰り返す事により厚みをつけていきます。
パーツの形状に型をとります。
~ペーパーかけ~
このように同じ色目の鼈甲をヤスリやペーパーなどできれいに接着面を整えていきます。
~仮止め~
圧縮する時にズレないように、圧縮前に熱湯につけて仮付けします。
汚れや油分など、不純物が残っているときれいにくっつかず、後々の割れの原因にもなりますので、やすりやペーパーなどできれいに接着面を整え、接着しやすくします。
~圧縮~
仮付けが終わると最後に完全に接着していきます。接着と言っても、接着剤などでくっつけるのではなく、鼈甲のもつニカワ質を利用して、水分を含ませた後熱して圧縮すれば、継ぎ目がわからない程きれいに鼈甲同士が1つのものになります。各部分を圧縮した後、ペーパーやバフで磨いて、鼈甲独特のきれいなツヤを出した後、組み立てをして1本のフレームが出来上がります。